尾道
広島県尾道市は、山並みがそのまま瀬戸内になだれ込むような坂の町として知られ、「時をかける少女」「さびしんぼう」などの映画の舞台となったことでも知られる。一度は訪ねたい街として自分がいつも心の隅に置いていた場所だった。
街全体はコンパクトでアーケード商店街が東西に一本通っている。そこには二件の小さな玩具屋があった。一軒は、店頭のショーウィンドウにウルトラセブンのポインター号の警視庁パンダ仕様という大変珍奇な製品(ブルマァク製)が飾られていた。そしてこんな小さな街の店にもレゴはあった。
ダイヤもレゴもひとつの棚にごたまぜに置いてあり、その片隅に目を疑う品物があった。60年代初頭のちいさなレゴ基本セット。それが「当時の定価」で売られていたのだ。私は一もニもなくこれを購入した。店主から「そういったものに興味あるならこっちもどう?」と古いダイヤブロックも勧められたが遠慮した(笑)。もうひとつの店にも少ないながらレゴがあった。なかでも誇らしげに棚に置かれていた80年代のセット「宇宙ロボット」をゲットした。尾道はまさに「時をかける」場所だった。
すぐ隣のより大きな街、福山にも80~90年代のレゴがそこそこある店があり、街シリーズの飛行機や基本セットを買った。
<またつづく>
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